片手3鍵に対する考察

最近BMSをやっている上でSDVXにおける片手3鍵(Xepher GRV セイレーンMXM Air MXMに登場するようないわゆる片手で3つの鍵盤を処理する配置)への理解度が少し高まった気がするので文字の形で残すことにしておきます

 

 

・なぜ片手3鍵は難しいのか

まず一つに単純に指の独立性が求められるということがあげられるでしょう。

しかし5指の中で最も独立度の低い指は中指と薬指の二本です。このことはこれらの指を動かす腱が同一のものであることに起因するらしい(自分も詳しくはわからない)のですが、無理にこの二本を使わなくても片手3鍵を押すことはできます。例えば人薬子で固定など

となると他の要因があると言えそうです。

例えばXepherGRVを例に出してみましょう。押す指は親人薬を想定します。

右手でBPM180のDCB階段を連続4回処理しなければなりません。全部光らせるとなるとそれなりの地力を要すると思います。

 

しかし同じ曲の同じ箇所において「DCFXR」を4連続処理することを考えてみてください。これならまあまあ安定して光るような気がしませんか。

このことは手首の曲がり具合に起因すると考えます。つまり筐体に対して正対したとき、自然と指が配置されるようにボルテのボタンは配置されています。つまり右親指の定位置は「FXR」なわけです。それを無理やりBに載せて動かそうとするんだからそりゃ精度も取りにくいよねというわけです。

 

・対策

ではどのようにすれば片手3鍵が押せるようになるのか。ここでは現段階で考えている二通りの押し方を紹介します。

 

①親指以外の4本で処理する

「押し方」と銘打ったものの自然とこの方法を取っているという人も多いと思います。

親指は五指の中で特殊な生え方をしているので、これを省いてやれば手首を曲げず自然な配置としてBTを押すことができるわけです。

ただしこの方式は小指と薬指のいずれかを採用しなければならないという欠点があります。実際に押してみるとわかると思うのですが、これらの二本の指には力が入りにくく、独立性の観点からも親指に劣るのです。

このことは特にセイレーンMXMに登場する片手螺旋のような複雑な配置を捌くときにマイナスに働きます。

 

さらに手の小さい場合にはそもそもこの指の配置を実現できないという人もいると思います(自分もそうです)。

正確には指を思いきり広げるとボタン上に指を乗せることはできるのですがそうなると指が突っ張った状態となり動きが悪くなってしまいます。そうなると正確に打鍵できるというメリットも無くなってしまうわけです。

つまりそうした場合には親指を使わざるを得ないということになります。

 

②体のほうを傾ける

例えば右手側に階段が降ってきた場合、思い切り左に体を寄せることで、手首を曲げずに親指をBボタンに乗せることができます。

大体体の角度としては、画像のように筐体の角が体の正面に来る60度くらいが理想だと思います。前後の配置の忙しさを勘案して適宜変えていきましょう。

何度も例に出すのですがセイレーンのように前後の余裕がある場合はガッツリ向きを変え、Xepherのような前後の詰まった配置は気持ち程度に傾けるというのがいいと思います。

 

・終わりに

 飽きてきたのでそろそろ終わりにしたいと思います。

ちなみに筆者のセイレーン~悲壮の竪琴~[MXM]のスコアは976です サウンドボルテックス最高!

↑これ書いてから1年くらいたってだいぶ地力上がったけど一方向に流れる時は人薬小、螺旋状の時は親人薬またはつまみ側の手で補助がいい気がする